ネントレを始めるまでは抱っこ紐を使って部屋の中をウロウロ歩きまわり、2〜3時間かかることもザラでした。しかも最低でも1日2回(昼、夜)。
とはいえ、ネントレと検索すると多く紹介されている「ジーナ式ネントレ」とかは、まだ生後数ヶ月の赤ちゃんをギャン泣きしても放置しつづける手法とのこと。
まるで虐待のような印象を持ってしまったので「ネントレ」には抵抗があり、今まで踏み切れていませんでした。
でも、平らなところで寝かせて15分。長くても30分ほどで寝てくれる(しかも自分は寝そべっているだけ)と言う楽さに、もう少し早く始めていればよかったかなと思ったのでした。
娘が生後9カ月位の頃にもう遅いかなぁと悩んで一度は諦めたのですが、1歳を過ぎてからでも遅くなかったとわかったのでその経緯や効果、おすすめポイントなどをお伝えしたいと思います。
ネントレ成功前の寝かしつけ方法
我が家の寝かしつけの方法は、抱っこ紐を使ってのいわゆる「輸送本能」を利用した寝かしつけ。
まだ授乳間隔も開かない時期、睡眠不足で体が極限レベルでしんどくて…どうしても今すぐ寝てほしいあまりに深く考えずに利用したこの抱っこ紐をつかった寝かしつけが1歳を過ぎてもずっと続いていました。
夜中の授乳もあった時期はこの方法に助けられたものの、体重が10キロを超える1歳過ぎにもなると寝かしつけにとても体力が削られ、消耗していました。
しかも1歳3ヶ月を過ぎた頃からは子宮時代の記憶が薄れてきたのか、抱っこ紐で寝ることをも難しくなってきていて「素手抱っこ」での寝かしつけを1〜2時間こなすこともありました。
娘はとても順調に育ってくれているのですが、子育ての中で寝かしつけが1番しんどい作業と感じるようになっていました。
ネントレしようと思ったきっかけ
きっかけは私の体調不良と夫の不在が重なったタイミングに訪れました。
その日はカラダがしんど過ぎて抱っこ紐で寝かしつけをしてあげることができなかったんです。
体を起こすのさえもとても辛く、最低限ご飯をあげたりミルクをあげたりおむつを替えたりなどのお世話だけはなんとかがんばり、それ以外がほとんどできないでいました。
我が家は両親ともに実家が遠方のため、この状況でも助けを求めることができません。
そんな中、状況を察したのか少し甘えに来た後は長時間1人遊びをしてくれていた娘。
「やけに静かだなぁ。いたずら中?」と思ってふと見ると力尽きたように横たわっていて、積み木を握ったままスヤスヤと眠っていたのです。
毎日お昼寝も夜の寝かしつけも抱っこ紐でゆらゆらするのが当たり前になっていたので、その姿を見た瞬間は何もしてあげられなかった自分がとても申し訳なくなりました。
でも「なんだ平らなところでも寝られるのか」と言う発見につながり、結果的には娘の為にも自分のためにもなったのかなと思うようにしました。
娘が昼に力尽きて「セルフねんね」をしてくれたこの日の夜に「このタイミングしかない」と思い、すぐに「ネントレ」を実行しました。
ネントレが成功した月齢
抱っこ紐の寝かしつけから卒業できたタイミングは、1歳4ヶ月も後半の頃でした。
「セルフねんね」をしてくれたその夜の寝かしつけから添い寝での寝かしつけに成功。そのまま現在も添い寝での寝かしつけ方法が続いています(抱っこ紐の寝かしつけに戻る事はもう無さそうです)。
自我が目覚め始める1歳を過ぎてしまうと、今までの習慣を変えるのは難しいと思っていましたが、そんな事はありませんでした。
なので今もかつての私のようにネントレに踏み切れず迷っていると言う方がいたらやってみることをおすすめします。
ジーナ式より自己流で!私のネントレ方法
やり方は、とりあえずおねんねの時間になったら部屋を暗くして「一緒にゴロンとしよう」と声をかけながら横になります。
そしてまだ元気があったりミルクを欲しがるようなら欲しがるだけ上げて、「眠い」以外の要求を全て満たした状態で真横で添い寝をしながら見守ります。
見守ると言っても、私が起きていたら寝ないので薄目を開けながら寝ているふりをしています。立ち上がったりふらついたり危なそうなときのみ起き上がってフォローすると言うのを繰り返しました。
すると、自分の眠くなったタイミングでごろごろ横たわりはじめ、自然と寝てくれるようになりました。
ネントレをするときのコツ
最初の3日間ほどは夫にも一緒に横たわってもらい、みんなもう寝るよと言う雰囲気を作りました。(3日目以降は夫だけ離れた場所でスマホをいじっていてもまぁまぁ大丈夫になりました)。
面白い副産物が、夫が寝たふりするときのいびきを娘が真似をするようになったこと。
娘なりの「ぐぉ〜」がとても可愛くて、今では川の字で横になると条件反射のように先回りして真似をしますw。
あとは、布団から脱走しそうになるとか段差から落ちそうとか、危ないシーン以外はとにかく何があっても耐えて寝たふりを継続すると言うことでしょうか。
口に手を突っ込まれようが、眼球を突っつかれようが、全体重の乗った小さなおててがあばらの下に突き刺さろうが…耐えてひたすら薄眼で寝たふりです(体力は消耗しないけど、お子さんによっては別の辛さがちょっとあるかもですねw)。
寝かしつけ方法の改善はメリットが多すぎた
長ければ2〜3時間寝かしつけに費やしていた時間が、寝かしつけ改善後は長くかかっても30分ほどと大幅に短縮されたためその時間が他のことに使えるようになりました。
昼間は「お出かけ=ベビーカーでお昼寝してもらうため」になっていたので雨の日がとても憂うつだったけどそれが半減(0にはならないけど)。
夜は1時間半〜2時間半ほど時間に余裕ができたし、添い寝は体力も消耗しないので、その分の時間を他の事に使えるようになったのはとても大きいです(私の場合はブログに使っています)。
1歳過ぎてからでも遅くなかったネントレまとめ
この記事で伝えたかったことをまとめるとこんな感じです。
- 1歳を過ぎても遅すぎる事は無い(うちは1歳4カ月ごろに成功)
- ジーナ式などのメソッドにこだわらず自分流を探ろう
- ぎゃん泣きするようなら放置しないで引き返す(最適な時期を待つ)のもありと思う
- 成功例などのルールでガチガチに決め込まないのが吉
- 早すぎるかどうかはやってみないとわからないので月イチくらいでチャレンジがおすすめ
- ゆるく始めても、引き返しても子が自分で寝れる日は必ずくる
以上、「1歳からでも遅くなかった!ネントレで時間に余裕ができた話」でした。
この記事が、同じような悩みを持った方のお役に立てれば幸いです。