帝王切開後の傷はまだ癒えていなかったけど、1カ月半後にお宮参りに行きました。想定外に辛かったことややってよかったことなど、その時のことをレポートします。
手術方法や傷痕のこと
わたしは逆子による予定帝王切開で横切りでした。15cmほどの傷があります。
溶ける糸使用なので抜糸はナシ。
お宮参りの時点で1カ月健診は受診済。
健診で手術時に貼った頑丈そうなテープは剥がしてもらって、傷口のチェックも問題なかったのでこの頃は「レディケア」を使った傷痕ケアも開始していました。
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このレディケア、振り返ってみると長重要アイテムだったなと思います。
後述しますが、このお宮参りの日は長時間エルゴで娘を抱っこして移動することになりました。
そのため、3mmくらいの厚みがあるシリコンシートで傷口をカバーしていたことで、抱っこ紐の締めつけや不意な衝撃から傷口を守れていたと思います。
帝王切開の傷の1ヶ月後の回復具合とは?
傷は1カ月経った時点ではまだ全然痛いです。
なので歩くのもまだよちよちと遅くて、移動にとても時間がかかっていました…。
ただ、私は術後の痛み止めを先回り気味にたっぷり使っていたほど痛みに弱いので、他の方の「直後から動けてた」っていう体験談をみると痛みって本当に個人差があるんだなぁと思います。
「切開した場所がたまたま痛点をそれていた」とかあるんですかね?(だとしたら羨ましい)
個人的に「母は強し」っていう、一言で軽くまとめられるというか、賞賛されているようでいて実はナチュラルに我慢を強いられているという雰囲気がなんか嫌です…。

母になろうが痛いものは痛いんだってば…。
この時期にお宮参りをした理由
傷口はまだ痛むけど、それでも帝王切開から1カ月半後の時期にお宮参りを決行したのは、私の家族(母や妹一家)にも参加して貰いたかったから。
地元が遠方のため、出産から1カ月経った後に産後里帰りをしていたのですが、この帰省中のタイミングがチャンスというか、コレを逃したら理想通りのお宮参りはできないだろうなと。
傷は痛いし体調は万全ではなかったけれど、1カ月半後に行うことにしたのでした。
お宮参り当日にやったこと、スケジュール
大まかには、
10:30〜 神社へのお参り、記念撮影
12:30〜 お食事会
15:00〜 フォトスタジオでの撮影
という流れでした。
ちなみに地元は神戸で、神社は生田神社にお参り。
お宮参りの他に七五三や腹帯の妊婦さんも一緒に団体でご祈祷をしていただくスタイルで、参拝と記念撮影を合わせて1時間程で終了しました。
生田神社は予約不要
事前に電話はしたのですが、予約の受付自体はやってないとのことでした。
ただし、吉日だと結婚式とか他の団体様の行事などと被る可能性もあるので、当日のスケジュールや混み具合を電話で確認しておいた方がよいなと思いました。
参拝後に境内で記念の写真撮影をし、次は食事会へ。
木曽路でお食事会
2駅ほど移動してハーバーランドの「木曽路」でお祝い膳をいただきました。
生後1カ月ちょいの赤ちゃんとの食事で授乳間隔も開いてないしお出かけ慣れてないしで、ゆっくりは食べられなかったけど、産前産後とずっと食べれてなかった「お刺身」は沁みました。
やっとここまでこれたんだなぁ…と、もう1カ月経ったのか…と、いつもより豪華な食事を前に噛み締めていました。
ちなみに、この時に店内のポスターで「お食い初め膳」の存在を知り、お食い初めのお祝いも木曽路を利用しました。
レビュー記事はこちら

フォトスタジオでの撮影
その後徒歩でレンガ倉庫まで移動して「studio ARK(スタジオアーク)」で写真撮影(着物・ドレス)をしました。
王道?のスタジオアリスではなく、ネット検索で知ったスタジオARKにしてみたんですが、スタジオのセットがナチュラルで好きな雰囲気だったのでとても満足しています。
フォトスタジオで写真を撮るかどうかはそれぞれのご家庭で違ってくるとは思いますが、私はコレ、絶対やりたかったんです…。
ただでさえ傷口が痛む無理をしている状況なんだから、スタジオ撮影まではやめておくって判断もできたんですが、自分のこだわりで突っ走りました。
参拝時と撮影時の娘の着物はフォトスタジオのレンタル
フォトスタジオでは撮影時だけではなく、赤ちゃんに神社で着せる(羽織る)衣装も貸し出してくれるのでそちらを利用しました。
貸し出してくれるものは着物と帽子、よだれかけ、御守りの一式で、お宮参りの前日の夕方〜貸してくれるので、前日に引き取りに行きました。
お参りのために衣装を別途用意する必要がないし、当日はスタジオに寄らずに神社に直行できるのはありがたいですね。
帝王切開後の和装は無謀とあきらめた
大人用の着物のレンタルもあったけど、帝王切開の傷の痛みでただでさえ歩くのが遅いこと。
夜泣きと混合育児で睡眠時間が極限まで削られていたことを考えると、着付けのために早朝から動くのは不可能と判断しました。

着付けの間、授乳間隔の狭い娘のお世話を誰がするのか…って言う物理的な不可能さもあったしなぁ…。
当日神社の控え室に集まった、お宮参りのご家族は何組かいて、その中には着物でビシッとキメている方もいて…。
素直に「すごいなぁ」という気持ちと、「自然分娩なら出来たのかな…」という黒い気持ちが混在していました。
そして黒い感情の湧いてくるダメな自分に凹むという…。うっかり自己嫌悪のスパイラルに落ちかけました。
想定外に辛かった、しんどかったこと
- 夫がスーツ着用で、私が終始エルゴで抱っこすることになった
- 授乳服ではないフォーマルワンピースだったので外出中の授乳は諦め帰宅する頃には乳腺カチカチ
- 地元ではベビーカーを使えなかったのが不便だった
- 混合育児のお出かけに不慣れ×傷の痛み×フォーマルな服装で歩き回る=疲労困憊コンボ
特に、夫がスーツでエルゴのようなゴツい抱っこ紐だとシワになるという理由で抱っこを任せられなかったのは辛かったです。
今思えば抱っこした上から上着羽織ればよかったんじゃ…って感じですが、当時はそんな事も思いつかず…。
私も一応フォーマルワンピースでシワつけたくないのは同じなんだけどな…。という気持ちを押し殺し、一日中抱っこしてました。
まだ4キロ未満の時期とはいえ、歩くと傷口が痛む状況で一日中抱っこは結構こたえました…。
そして、こういうシーンで授乳服かどうかってとても大事なんですね。
服装的に不可能だったのでほぼ1日粉ミルクを与えて過ごしていたら、胸はカチカチに張り、次の日から若干母乳の量が減った気もして…ちゃんと外出時でも授乳しないとな。と実感した日でした。

ベビーカーはこの後東京に戻ってすぐの購入だったけど、お宮参りの日が1番ベビーカー欲しかった!
特にお食事会はお座敷が予約できなくてベンチシート席だったので、結局終始抱っこを交代しながらの食事に。
まだお寝んねしてる時間が長い時期だったので、撮影の合間や移動中をベビーカーで寝かせてあげられればお互い楽だったのになぁ。と思いました。
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【おまけ】生田神社ではファミリアのお食事セットがもらえる
地元神戸の人しかピンと来ない話かもですが、生田神社での参拝後にこういうセットをいただきました。
ファミリアは神戸で生まれた老舗ベビーブランドなので地元感があるしかわいいしで、とても嬉しかったです。
まとめ
想定してたようで想像しきれてなかった辛さもありましたが、きちんとお参りができてよかったです。
境内での記念撮影もスタジオ撮影も叶って、いい写真をたくさん残せて良い記念になりました。
満身創痍の自分を奮い立たせ、こういう行事をきちんと頑張りきれたことで「節目」をより一層深く感じられたんじゃないかなと思います。結果論ですが。
とはいえ、よく考えたら妊娠期間も産後もペタ靴で、スローな動きで過ごしていた時間って結構長かったんですよね。
生後1カ月ほどできっちりお宮参りをするとなると、直前までは外出できない日々を過ごしていたのだから、出産方法関係なく体力が落ちきっているのは当然かなと…。
そんなタイミングでお宮参りでいきなりフォーマルスタイルでスーツやパンプス(頑張る人は着物に草履…)ていうのは、いきなり大きなギアチェンジが必要というか…結構ハードなことだよなぁと思いました。
私は叶えたい事情があったので、帝王切開後で体はしんどかったけど1カ月半後のお宮参りとスタジオ撮影を決行しました。
ですが、状況が許すなら予定を先にずらすのが無難だと思います。
1〜2カ月ずらすだけでも傷の回復度は更に進んでいるし、授乳の間隔も生後1カ月の時よりは開いてくるはずです。

私が授乳や赤ちゃんとのお出かけに慣れて楽になってきたと感じはじめたのは生後4ヶ月頃でした。
首が座り始めるのもこの頃ですね。
それまでに近所の短時間のお出かけに慣れさせてからの方が、フォーマルスタイルでのお出かけでも難易度が少し下がるんじゃないかなと思いました。
以上、帝王切開後のお宮参りレポートでした。
帝王切開後の場合だとお宮参りはいつになったらできそうか?無難な時期はいつ?などなど…今まさに考えている方の参考の一つになれば幸いです。
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