マキタのコードレス掃除機は子育て世帯にも人気がある製品ですが、マキタ歴3年めのずぼら主婦な私が更におすすめしたいのが「マキタのサイクロン化」です。
どう便利になるかを簡単に言うと、このアタッチメントを付けるだけで溜まったゴミの処理がめっちゃカンタンになって吸引力低下を防いでくれるんです。
個人的にはわりと重要なパーツっていう位置づけなので、オプションパーツじゃなくて、もう標準装備にしちゃってもいいんじゃないかと思うくらいなんですけどね。
ということで、ちょっとでも手間を減らして時間が欲しい全子育て世帯におすすめの、マキタのコードレス掃除機をサイクロン化できる純正パーツ「A-67169」を紹介します。
約3000円のパーツを買い足すだけでめちゃ楽、時短になりますよ。
この記事はこんな方向け
- 吸引力15W以上のマキタのコードレス掃除機ユーザー(※対応機種は後述)
- 今でも便利に使っているけど、ゴミ捨ての手間や紙パックにかかるコストをどうにかしたい
- 最近吸引力の低下が気になり始めているけど小さい子どもの子育て中で忙しくフィルタ掃除する時間がとれていない
- まだ子どもが小さくて頻繁に散らかるフロア掃除の手間をもっと減らしたい
サイクロン化するメリット
サイクロン化したマキタのコードレス掃除機を丸3年使ってみて感じたメリットをまとめるとこんな感じです。
- ゴミ捨てがワンタッチで楽
- ゴミ捨て時にゴミや粉塵が飛び散りにくい
- 本体内部や、フィルター周りのお手入れが楽になる(ほぼ不要)
- ゴミの量が見えるようになるのでこまめに捨てるようになる
- フィルタの目詰まりによる吸引力低下がほとんどない
- 紙パックの交換頻度が減るのでランニングコストが下がる
- うっかり子どものちいさいおもちゃを吸ってしまってもカップが透明なので救出しやすい
我が家ではゴミ収集方法がカプセル式の機種を使っているのですが、ゴミ捨ての度に布製のフィルタをベランダではたいたり、吸引力が落ちる度に水洗いして干したりというお手入れは現実的じゃないなと思うんですよね…。
特に小さな子どもがいる家庭では食べこぼしが多かったり泥んこで帰ってきたりと掃除機は毎日思い立ったタイミングで気軽に使いたいところ。
だけど、吸引力が落ちるたびにまめにフィルタ掃除する時間なんてなかなかとれないんじゃないでしょうか?
特に授乳間隔があかない0歳児期なんてがっつり実家に頼れる環境でもない限りこまめなフィルター掃除はほぼ無理だと思います。
うちには食べこぼし全盛期な1歳の娘がいて、食後にちゃんと拭き取ったつもりでも無限に出てくる米粒と毎日格闘しているんですが、充電さえしておけばサッと使えるマキタのコードレスで、カラカラになった米粒たちを毎日せっせと吸い込んでます。
そのうち3年間はリョービ製の「サイクロン式ユニット」を使用しましたが、その間本体のカプセルはたまにのぞいてみる程度。
カプセル内にはゴミが入って来ないので結局ゴミ捨てはまだ1度もしていません。
マキタ購入から2年目には妊娠→出産→子育て開始とせわしない日々が続いた事もあり、ずぼらな私は結局一度もフィルタの水洗いをした事がないんですが、なんと3年間それで使えてしまいました。(笑)
お仕事などで毎日大量のおがくずや超微粒子の粉塵を大量に吸い続けるようなヘビーな使い方だと、定期的にフィルターのメンテナンスをしないと無理かもしれないですが…。
一般家庭の普通の掃除で食べこぼしや髪の毛、ホコリ、ペットの毛などを吸い込むくらいではほぼメンテナンスフリーでいけてしまうんじゃないでしょうか?
※あくまでも個人の感想です。個人差ありますし公式には推奨していないと思うので自己責任でお願いします。
サイクロン化するデメリット
サイクロン化はとても便利になりますが、デメリットがないわけではありません。
まとめると…
- アタッチメントの重量分350g程重くなる(缶ジュース1個程度)
- ソファーやベッドの下などの隙間掃除がしにくくなる
- 全長が約13cm伸びるので身長によっては使いにくくなるかも
- ゴミ収集量が減る650ml→400ml(※紙パック仕様の機種は逆に若干増える330ml→400ml)
- ゴミを見たくない人には向いてない(この場合紙パック一択ですね)
- ハンディ掃除機としての用途では装着不可
ご家庭の使用環境によっては向き不向きありますのでこれらのデメリットにも注意して検討してみてください。
サイクロン化のきっかけ
私がマキタの掃除機を購入した2017年は、まだ純正のサイクロンアタッチメントが販売されていませんでした。
当時、私のコードレス掃除機の最終候補になっていたのはマキタとダイソン。(たぶんこういう方多いですよね。)
調べまくった結果やデザインの好みで、もう8割くらいマキタの性能に気持ちが傾いていたんですが、ただひとつ引っかかり続けていたのが、CM・広告が多いダイソンの「吸引力が変わらないサイクロン掃除機」というフレーズ。
これが頭から離れず…結局3ヶ月くらい迷ってしまっていました。

「マキタはサイクロンじゃないからダイソンよりも吸引力が劣るんだろうか…?」「使っているうちに吸引力が落ちていくのはいやだな…。」「でもダイソンのデザインはうちの生活感あるインテリアだと浮くしなぁ…。」
などと悶々と考えて検索しまくっていたら、サイクロン化するパーツがある事を発見。
純正じゃないけどパーツがあればサイクロン化できる事を知り、(しかもパーツはそんなに高くないし水洗いできるシンプルな構造。)これが決定打になりマキタの掃除機CL181FDRFWの購入に踏み切りました。
というわけで、本体購入から1週間遅れくらいでリョービ製のサイクロンアタッチメントを使い始め、約3年ほど使っていたのですが、先日カップをはめている部分が欠けてしまい…。
カップが固定されなくなってしまったので、これを機に純正品に買い替えることになったのでした。

開封前のマキタ純正サイクロンアタッチメント。しっかりとした箱で届きました
ちなみに割れた原因は恐らくうちの収納方法のせいです。
本体に付いたストラップをフックに引っ掛けて収納しているため、サイクロンのアタッチメントから下が重みで脱落して何回も床に落ちていたんですね。
もしかスタンドに立てて収納していたら、脱落が防げて3年目で壊れたりしていなかったかもしれません。
ということで、サイクロン化するならスタンド収納をおすすめします。
リョービ製と純正品A-67169の比較

上がマキタ純正。下がリョービのサイクロンパーツです
リョービ製の「サイクロン式ユニット(6077957)」は購入するお店にもよりますが、楽天価格だと2,251円+送料880円で、マキタの純正品(A-67169)の2,980円+850円よりも若干安いです。
また、デザインの好み的に

モノトーンにこだわりたいから黒のほうがいいな。
とリョービ製のアタッチメントを検討される方もいるんじゃないかと思うので、リョービ製アタッチメントを3年マキタ純正は約2週間使った筆者が2つの製品を比較してみました。
仕様を比較
それぞれの基本スペックをまとめるとこんな感じです。
マキタ純正 | リョービ | |
集塵容量 | 400ml | 公式記載なし |
重さ | 350g | 300g |
パーツ全長 | 404mm | 400mm |
装着時の全長 | 1122mm | 1127mm |
水洗い | ○ | ○ |
フィルタの分解 | ○ | × |
リョービのサイクロンユニットのほうは集塵容量が公式に記載されていませんでしたが、大体同じくらいの容量だと思います。
リョービ製はサイズ調整が必要
リョービ製のサイクロンユニットのほうは、実はサイズが微妙に違うため、買ったままの状態では使えません。
筆者は写真のように梱包用の透明なテープをぐるっと巻いて太さを調整していました。
3年間これで問題なく使えてはいたんですが、純正を使うようになってからはやっぱりピッタリとフィットする純正に比べたらぐらつきやすかったんだな。と思います。
コードレス掃除機は接続部分がグラつくと力がうまく加わりにくくなって使いやすさに影響が出るんですね。
マキタ純正に買い替えてからは力が掃除機がけの動作が軽くなったと感じます。
カップの仕様と開閉方法を比較
マキタ純正アタッチメントは2カ所のクリップで固定
開けるときは写真のように2箇所のクリップを握って外す仕様になっています。
閉めるときはクリップを握らなくても「パチン」とはまってくれるため、ゴミ捨ての動作がとても楽になりました。
この「パチン」と固定される時の感じがとても心地良くて、制作者のこだわりを感じます。
バッテリーをチャージする時の「カチャン」とはまる心地よさに通ずるものがあります。
リョービのサイクロンユニットは回転して固定
リョービの方はカップの出っ張り部分を溝に合わせて差し込み、時計回りの方向にねじって固定させる仕様です。
開けるときは半時計周りにねじって外すだけなので不自由はないですが、閉めるときは照明器具のシェードを取り付けるときのような感じで、床方向を向いている溝の位置を探ってはめ込む工程が若干面倒かなと感じていました。
なので、純正に買い替えたことで開閉がより簡単になったなぁと感じます。
マキタ純正のカップの仕様
マキタ純正サイクロンアタッチメントのカップの色はマキタカラーのミドリ色が採用されていて、ゴミ箱のアイコンがついている部分より下は磨りガラスのような加工がされています。
なので溜まったごみの量は目視で確認できるけど細かいディティールまでは直視しなくて良い作りになっています。
リョービの方は着色のない透明な仕様なので、今までは産後の抜け毛とか…_:(´ཀ`)直視したくないものまで丸見えだったんですが、買い替えたことで改善されてよかったなと思います。
使用感を比較
まだマキタ純正の方の使用歴が約2週間と浅いですが、普段使いでマキタ、リョービ両者の吸引力に差があるかどうかは素人の感覚値ではわかりません。
専門家が特殊な機器で計測でもすれば数値的に差はあるのかもしれませんが、素人には違いがわからない程度かと。
特殊な用途がなければ吸引力はほぼ互角と考えて良いと思います。
両者共18vの機種で強モードで使えば引き戸のレールのゴミもちゃんと吸い上げてくれています。
それぞれの長所・短所まとめ
こうして比べてみると、流石のマキタ純正は仕様のきめ細やかさが光ります。
マキタ純正の長所
- 開閉がとても楽(パチンとはまる感触が心地よい)
- カップの磨りガラス加工でゴミを直視しなくて良い
- 分解して水洗いできる
- 本体にピッタリフィットするので動作が軽い
マキタ純正の短所
- モノトーンにこだわりたい人にはミドリが1色加わるのが微妙かも
リョービ製の長所
- カラーリングが黒×無色透明でかっこいい
- 価格が若干安く手に入る
- カップがクリアなので小さなおもちゃや大事なものを吸ってしまった時に見つけやすい
リョービ製の短所
- サイズ調整が必要
- カップを閉める時の動作が若干めんどう
- 無色透明カップで吸ったゴミが丸見え
- 水洗いする時パーツ分解不可
メーカー非推奨の「吸い込み仕事率15W以下」の機種とは?
ということで、とってもおすすめしたい「マキタのサイクロン化」ではありすが、メーカーが非推奨としている機種(吸い込み仕事率15W以下)があります。
吸い込み仕事率15W以下に該当するのは具体的にどの機種なのでしょうか?
下記に対象外の機種をまとめました。
型番 | 吸込み仕事率 |
14v MCL143DS | 17W※ |
10.8v CL102DW | 14W/5W(強/標準) |
10.8v CL100DW | 14W |
7.2v CL072DS | 14W/5W(強/標準) |
7.2v CL070DS | 14W |
7.2v 4070DW | ? |
7.2v 4076DW | 14W/5W(強/標準) |
※14v MCL143DSは吸込み仕事率17Wですが、ギリギリすぎると思い、非推奨一覧に記載しました。
上記に該当する場合はサイクロン化は対象外なのでご注意ください。
マキタの純正品(A-67169)の対応機種一覧
私が使っている機種はCL181FDRFW(バッテリー:18V/5.0Ah/1850B、カプセル式、ワンタッチスイッチ 仕様)で、吸い込み仕事率は37W(強モード時)なので、バッテリーが18vのラインナップなら問題なく使えると思います。
以下、マキタの純正アタッチメントを装着可能な機種を一覧にしました。
型番 | 吸込み仕事率 |
18v CL281FD | 60W/42W/15W(パワフル/強/標準) |
18v CL282FD | 60W/42W/15W(パワフル/強/標準) |
18v CL180FD | 37W |
18v CL181FD | 37W/10W(強/標準) |
18v CL182FD | 37W/10W(強/標準) |
14.4v CL140FD | 29W |
14.4v CL141FD | 29W/10W(強/標準) |
14.4v CL142FD | 29W/10W(強/標準) |
10.8v CL106FD | 19W |
10.8v CL107FD | 32W/20/5W(パワフル/強/標準) |
まとめ 子育て世帯にはサイクロン化したマキタのコードレス掃除機が最強
以上、マキタのコードレスクリーナーユーザーをサイクロン化して3年以上使ってきた私からの購入レビューでした。
私の場合、妊娠出産からの怒濤の子育て開始の時期とマキタのコードレス掃除機の使用時期が重なっていたので、かなり助けられたと思います。
約3000円ほどプラスすることで、面倒なお手入れやゴミ捨ての煩わしさ、紙パックの場合はランニングコストを抑えられるという素敵アイテムなので
毎日忙しい子育てママさんかつマキタユーザーなら是非使ってみていただきたいです。
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