子供用レトルトカレーは買わず、使うカレールーは1種類でOK。
取り分けて小さな子供と一緒に食べられるけど大人も満足。
そんな「取り分けカレー」の作り方をご紹介します。
子供の頃、カレーの王子様のCMみて憧れた私の実家のカレーは甘口のルーで、小学生くらい頃には家族みんな中辛で多少の辛さは我慢して食べていた記憶があります。
キャラクターがかわいい子供用のレトルトカレーもいいけれど、いざ母の立場になるとキャラクターカレーは高くつくし子供だけレトルトというのもなんか寂しい…。
「子供用カレーなのに意外と添加物入ってるんだな。」とか、思うことあって離乳食の延長線上でたどり着いたのがこの取り分け方法なんです。
娘はカレーを1歳から食べていますが、「カレーはもう少し大きくなってからでもいいんじゃない?」という考えもあるかとは思います。
でもこの時期からカレーが取り分けレシピに加われば、みんなでほぼ同じものが食べられて、とても楽になると思うのでよかったら参考にしてみてください。
この記事はこんな方向け
- 「子どものカレーだけレトルト」が違和感というか…さびしいというか…
- 同じ具材の手作りカレーを子どもと一緒に食べたい
- 辛い物好きなので子どもに合わせた甘口カレーだと物足りない
使うカレールーについて
化学調味料無添加の甘口カレーを使います。
わたしが愛用しているのは「コスモ直火焼りんごカレー・ルー(甘口)で、辛口もあります。
こちらは、近所のスーパーで買える「化学調味料無添加」のルーがこの一つだけだったので使い始めましたが、おいしいです。
子供用カレーを使う理由って辛さもそうですが、大人とおなじ量の添加物を摂取しない配慮の意味もあると思うんです。
ちいさな子どもと一緒に取り分けて食べるカレーなのでぜひ無化調のルーを選んであげてください。
ほんの一昔前は「無添加」のものを探そうと思っても普通のスーパーにはなくて、自然派食材を扱うお店や百貨店などで2〜3倍くらいするお値段で売られているイメージでした。
いまはスーパーでも無化調商品が増えてうれしいですね。価格も大手メーカーのものとそんなにかわりませんし。
化学調味料(うまみ調味料)が入っていないものには、「化学調味料無添加」とおおきめに表示されている事が多いです。
でも、それ以外の見分け方としては、化学調味料を意味している食品表示は「調味料(アミノ酸等)」と書かれているので、これが表記されていないものを選べばOKです。
※ただ、「無添加」とだけ書かれているものには「合成」の着色料などの添加物が無添加なだけで化学調味料はばっちり入っている…。なんて事も多いので、確実に避けたい場合はご注意ください。
私が買ったものにはちょっと気になる添加物、「着色料(カラメル)」が入っていますが、とりあえずは化学調味料無添加かつ近所で気軽に買えるお手頃さを優先させました。
遠出してわざわざ百貨店まで買いにいかないと手に入らないものが理想のカレールーだったとしても、お高かったり交通費かさんで続けられなかったら意味がないですからね。
取り分けカレーの作り方
さて、甘口カレーを使ってのとりわけカレーのレシピ…というか手順を紹介します。
1、パッケージ通りにカレーを作る
今回は豚バラ肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎのベーシックなカレーを作りました。
具材はそれぞれのご家庭の定番やお子様が食べられるものなどでお好みで。
2、具材を取り分ける
写真のミルクパンは離乳食作りに大活躍だったので年季がはいってますが…
ミルクパンに取り分けたい具材とルーを適量分けます。
娘の場合歯のはえ具合がゆっくりで、2歳のいまも薄切り肉が苦手な様子。
小さく切っても「ペっ」と出したりして残してしまいます。
なので今回取り分けするのは野菜とルーのみです。
でも、薄切り肉ももう大丈夫な子の場合は全部取り分けでOKかと思います。
ちなみに、写真に写り込んでるフードカッターはこちらのコンビ社製のもの。
コレ、ほんとうにお肉も切れます。衣がカリッとした唐揚げでもザクザク切れちゃいます。
金属製じゃないのに切れ味よくて、品質がよいとはこういう事だよなと感じます。
物を増やしたくないので、離乳食にしか使えない道具はあまり買いたくない派だったけど、これは買って大正解だったアイテムのひとつです。
外食でも使えるケース付きなのも便利そう。
だけど、コロナでまだ使ってない…
そうこうしているうちにちいさく刻まなくてもよくなりそうな気がします。
3、野菜を小さく刻み、肉だんごを投入
薄切り肉がまだ噛み切れない娘用に肉だんごを使います。
とはいっても肉だんごを娘用に少量だけ手作りで用意するのも手間がかかるので、「カミカミ期」から愛用しているこちらの肉だんごを使います。
写真はCoopの「きらきらステップシリーズ」で、離乳食期の赤ちゃん向けに開発された冷凍食品です。
今回は写真右上の「国産若鶏を使った肉だんこ(にんじん・ごぼう入り)」を使いました。
写真の3種の食材は、もぐもぐ期からカミカミ期への移行期間に大活躍してくれました。
カミカミ期の初期は手作りで鶏ハンバーグを作ってもいて、パクパク食べてくれるのはいいけれど…。
ハンバーグだけ食べて一緒に出したカミカミ形状の野菜の進みが悪くなってしまって困っていた時に出会いました。
けっこうな量の野菜がうまい具合に混ざっているので、一緒に出した野菜を食べてくれなくても「野菜入りのこの「肉だんご」や「5種の国産野菜のミニハンバーグ」さえ食べてくれてたらよしとしよう。」って思えました。
私は近くのコープみらいの店頭で購入していますが、近所にない方は、Coop-deliでも取り扱いがあるそうなので試してみてください。
お子さんによって好き嫌いはあるかもしれませんが、もし好みに合えば離乳食の補助的な食材として本当に楽になるので、試してみる価値ありますよ。

4、乳製品で辛さを中和
さて、話を戻します…
取り分けしたら牛乳を適量加えてまろやかにします。
「甘口」とはいえほんのり辛さがあるので、離乳食から取り分けになってすぐの場合は乳製品で中和しておくほうがいいと思います。
うちでは写真の分量に対して大さじ1〜2程度の牛乳を加えています。
お子様によっては、いきなり大人と同じ味の濃さは無理そうな場合は牛乳を多めに入れたりお湯を加えたりして薄めて調整してみてください。
かき混ぜたら再び火にかけて加熱してください。
5、大人たちは食べるときに一味で調整
大人たちのカレーには、食べる時に一味を好きな量加えて辛さを調整します。
実はたったこれだけで「大人も満足な辛さ」を両立できちゃうんです。
一口だけめっちゃ激辛にしてみたりと結構楽しめますよ。
写真に写っているのは実は七味なんですが(紛らわしい…)、容器が使いやすいので一味を詰め替えて使っています(笑)。
写真は控えめですが、実際はこのあともっとかけてます(笑)。
夫婦で辛さの好みがかなり違う場合にもおすすめですよ。
取り分けを始めるまでの離乳食期のカレーのこと
取り分け期になるまでは、和光堂のレトルトカレーを使っていました。
味見してみると結構スパイシーな香りがした(でも辛みはゼロ)ので驚いた記憶があります。
娘はパクパク食べてくれていたので、初めてのカレーの味に慣れさせるのに丁度よかった気がします。
でも、大人と別々のカレーはちょっと寂しかったですね。
添加物、化学調味料への私の考え方・向き合い方
基本的には、あまりきちきちと全部の添加物を排除しようとはしていないゆるっとしたスタンスです。
化学調味料に関しては、完全に排除しようをしてもスーパーや量販店、ドラッグストアで見かける加工食品やお菓子には8〜9割入っているんじゃないかと感じますし(きちっとリサーチしたわけじゃなく日々の買い物での肌感ですが)。
完全排除に躍起になったらたぶん心折れて続かない気がしてます。
でも、最近は化学調味料無添加の商品が急に増えたなとも感じますし、昔に比べたらハードルは下がってきた感があります。
なので、せめて家庭料理からは減らしていって、ゼロに近づけたいなーと思ってカンタンな取り入れ方を少しずつ実践している途中です。
実は添加物に関する話題って、なにかと意見がぶつかりやすくて苦手なんですよね…。
「添加物がー…」とか普段の会話にだすと「まじめか!笑」とか言われたり、扱いづらく思われたりしそうかなと。
私なんかはすぐ思考停止してしまいがちだったんですが、離乳食をきっかけに、いつまでもそれだけじゃダメなんじゃないか?と感じ始めました。
当ブログでは、アレが危険でコレも危険で…と不安を煽る情報だけを発信するんじゃなくて、解決策とセットで紹介できればと思っています。
下記の記事でも添加物に少し触れているので、私のように子育てきっかけで添加物が気になり始めている方は合わせて読んでみてください。

簡単取り分けカレーレシピまとめ
というわけで、小さな子供と取り分けて食べられるけど大人の満足感も両立できる「取り分けカレー」のご紹介でした。
野菜を煮込んだ後に分けて2種類のカレーをそれぞれに。。って方法もあるかと思います。
でも、子供用カレーのルーがごく少量しか使わなくて作りづらいなどあると思います。
まとめると、
- 甘口カレー1種類だけ用意すればOK
- カレールーは小さな子供でも安心の化学調味料無添加を使う
- 子供用は乳製品(牛乳またはヨーグルト)で辛さを打ち消して
- 歯の生え具合によってはお肉の置き換えで対応を
- 大人は一味で辛さ調整
で取り分けカレーの出来上がりです。
この記事が離乳食の次のステップを考えるママのお役に立てたら幸いです。