Gyutto純正レインカバー(後部チャイルドシート用)の雨の日の使い心地はどんな感じなのかを写真たっぷりでご紹介します。
紹介しているアイテムの品番はNAR187(ブラック)で
色違いにNAR181(グレー×ブラック)があります。
正式名称はPanasonicの「2WAYチャイルドシートレインカバー」です。
ギュット純正レインカバーを装着している車種はギュットアニーズDX26インチで、チャイルドシートのタイプは「プレミアムリアチャイルドシート
」になります。
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電動アシスト自転車自体のレビュー記事はこちらをどうぞ。

この記事はこんな方向け
- Gyuttoは購入したけどレインカバーを純正か他社製か迷っている
- Gyutto純正レインカバーを自転車と同時購入するか迷っている
- 他社製レインカバーを使っているけど買い替えにGyutto純正も気になっている
- Gyutto純正レインカバーを実際に使っている人のリアルな感想を知りたい
サンシェードはつけっぱなしで通年使えて日本の気候に最適
レインカバーの口コミなので雨の日にどう使えるのかが一番気になる部分かとは思いますが、まずはサンシェードについて。
Gyutto純正レインカバーの最大の特徴ってこの通年つけっぱなしで使えるサンシェード(屋根)だと思っていまして…。
近年の日本の猛暑が多い気候なら自転車のチャイルドシートへのUV対策ももはや必須ですよね。
ベビーカー時代を振り返ってみても猛暑を避けると全然お出かけできない…なんて時期もありました。
で、つい先日5月の後半の夏日に少し遠い公園まで家族で自転車でお出かけしたんですけど、この日も娘はこのサンシェードの日陰に守られ快適に過ごせていたようです。
正確には(横から見ていた夫曰く)サンシェードと私(運転者)の背中でできた影の中に娘がすっぽりと収まっていたようです。
これからもっと暑い日が続くようになったら自転車の運転中にもこまめに後ろ座席を確認するのはもちろん必須ですが、それでも運転に集中しないといけないシーンって多いですよね。
でもこのくらいしっかりとしたキャノピーがあれば、暑い時期の移動でも気がついたら後ろで子どもがぐったり…なんて最悪の事態は避けられそうですね。
子乗せ用にと電動アシスト自転車やレインカバーを検討中の方は是非雨だけじゃなく暑さ対策のことも考えてアイテムを選んでみてくださいね。
ちなみに純正キャノピー以外にもUV対策グッズはあれやコレやとありますが…
ちゃんと固定しないと自転車走行中に風で吹っ飛んでしまうリスクやサイズ確認などの手間を考えると、常にしっかり固定しておける純正の方が使い勝手がいいのかなぁと個人的には思います。
サンシェードにレインカバーを装着した様子
さて本題のレインカバーを装着した様子がこちら。
この商品は「2WAY」ということで、先に紹介したサンシェードにレインカバーをジッパーで取り付けることで雨の日仕様になる仕組みになっています。
筆者が購入した色は黒なので、顔まわりだけが透明なビニール製であとは黒色のツートン仕様。
カラーバリエーションとして「グレー×ブラック(NAR-181)」というのもあるので車体の色との組み合わせや見つけやすさなどお好みで選べますよ。
通年つけっぱなしのサンシェードに2本のファスナーで取り付ける仕様なんですが、ファスナーが左右に分かれていて外側から内側に閉じる作りになっているため
最初の装着時には
- 左ファスナーをつける
- 右ファスナーをつける
- 右足にカバーをかぶせる
- 左足にカバーをかぶせる
- 背後のバックルを留める
という5工程が必要になります。
急いでいる時に5の背後のバックルを止め忘れることが何回かありましたがつけ忘れのせいで外れてしまったことは今のところないです。
が、
こんな感じで、例えば途中から雨が止んだからファスナーを開けて顔だけ出したい時なんかはうしろのバックルを留めておくことによって、こんなふうに使うこともできます。
ちょっと肌寒いから防寒としてレインカバーを使いつつ顔を見たりおしゃべりしたいときなんかもこんな感じで使っています。
最初に装着する時こそ5工程くらいかかりますが、その後の乗せ下ろしの時はうしろのバックルと左側のファスナーだけ開ければ良いので、そこまで手間は感じません。
筆者の使っているギュットアニーズDXの「プレミアムリアチャイルドシート」の仕様的にバンパーバーの開閉が左側のみ。
なので、いつも写真のように左側だけ開けて乗せおろしをしていますが、シートの種類によっては両側から載せ下ろしが可能なのかな?
チャイルドシートのフットレスト部分に写真のように引っ張りながら被せることで、足元もしっかりカバーされます。
この時、先に背後のバックルを閉めてしまうとしっかりと伸びてくれないので強めに引っ張ればできなくもないですが注意が必要です。
背後から見たところ。最後にこのバックルを止めます。
周囲にぐるっと紐が通っているので、チャイルドシートの高さ調節やフットレストの長さ調節に合わせて絞って調節できるようになっています。
レインカバーを完全に閉めた状態でも下の写真のように真ん中までは閉まらないようになっています。
15〜20cmくらいのスキマが開くようになっていて、ここが前方の通気口の役割になっているようです。
とはいえ、サンシェードがかぶさる部分なので雨は入ってこないようになっています。
Gyutto純正サンシェードの仕様
サンシェード前側の庇部分は真ん中に1つボタンがついていており返すことで長さが調節できます。
日差しの向きや強さに合わせて長さを調節するのがメインの使い方だと思います。
が、筆者はサンシェードが雨で濡れている時にも使っています。
自転車のスタンドを下ろすとき、その衝撃でサンシェードに溜まった水滴がサドルに「ぼたぼたっっ!」と勢いよく大量に落ちてくるんですよね…。
そんな時にもこのサンシェードのボタンを留めて折り返しておくことで、水滴の量が(ゼロにはならないけど)多少はマシになります。
サンシェードの後頭部部分には写真のようにメッシュの通気口が。普段は存在を忘れてしまってますが…夏場を中心に活躍しそうですね。
閉めた状態だと見た目がポケットっぽいから秋冬に購入した筆者のような人は使うのをうっかり忘れそう…。
そうそうサンシェードは柔らかいので上から押すだけだと逃げるようにべこっと凹みます…。
ボタンを閉める時は屋根の内側からも手を添えないと閉めにくいです…。でも位置的にこれはしょうがないですね。
そもそもこのボタンは寒い季節以外はきっちり閉まっていなくてもよさそうなので開閉をするのは年に2回くらいかな?
そして通気口のボタンのすぐ下には何かを下げられそうなパーツが1つ付いています。
大きさは人差し指1本なら通りそうな感じ。
そういえば、公園散歩に向かう途中に見かけたご家族は自転車の後ろにポップアップテントと思われるまん丸い荷物を下げていたような…。
同じくGyuttoのサンシェードユーザーだったので、もしかしてここにカラビナでつなげていた…?
そう思って取説を確認してみると、これは「LEDライト(補助灯)取り付けバンド」と書かれていました。
なるほど、赤いブレーキランプのようなLEDライトが別売りであるんですね。
これをサンシェードの上からでも取り付けられるようにと備えられているパーツであって、荷物などを吊り下げる用のものではないんですね…。
危ない危ない…。
ここにうっかり荷物を下げて使ってしまったら…最悪破れたり早く劣化してしまいそうなので、使い方を間違えないように注意が必要ですね。
サンシェードの後ろポケットにレインカバーは入る?
LEDライトの装着用パーツの下にはファスナーで開閉するタイプのポケットがついていて写真の通り、雨が侵入しないような作りになっています。
ここにレインカバー(下カバー)を入れられれば便利…とは思ったんですが、サイズが小さいので残念ながら入りませんでした。
だけど、取説にも書いていましたが、よく考えてみたらレインカバーをこの部分に入れっぱなしにしてしまうと、あっという間に劣化してしまうんじゃないかなと。
暑い日はサンシェード自体がかなり高温になってしまうし、突然の雨晒しなどの状況次第では湿気やカビも心配。
レインカバー自体が取説の注意書きにも「高温多湿の環境で保管しないように」と書かれている性質のものなので、これはデメリットと言うよりあえてこのポケットにはレインカバーを収納できない仕様にしているものと思われます。
ちなみに、筆者は今のところこのポケットは使っていません。入れておくとしたらタオルくらいかな?
レインカバー(下カバー)の収納時は丸い
付属しているレインカバー(下カバー)用の巾着袋は丸いカタチをしています。
レインカバーの形状的に…丸く曲がっている芯材(ワイヤー?)を痛めないために、丸い形に畳むようになっています。
こればかりは慣れるまでは結構たたみにくいと感じるかも…。
何回か繰り返していて思ったのが、あまりきちっと畳もうと思わずフワッとまるくまとめて巾着袋に入れる感じの方がシワシワになりにくそうというか…。
写真のような感じで充分かなと思います…。
袋に収納した時のサイズ的には昔のレコード盤が一番近い感じかな?
レコード盤っていっても若い人には伝わりにくそうなので、古いスマホ(iPhone6)を乗せてみました。
さてこの収納作業…筆者は慣れてきたので全然大丈夫なんですが…。
この所作が面倒で苦手!どうしてもやだ!と感じる方は、他社製の畳む必要がなくそのまま被せるだけのレインカバーなどにしておいた方が無難かもしれませんね。
ただ、箱のようなカタチのかぶせるだけのタイプも結構な大きさがあるので、使わない時においておける場所が十分にあるかとか被せたままで夏場でも涼しく使えるかとか、UV対策は別途必要かなどなど…。
これはこれで気にした方がいいデメリットはあるんだろうなと思います。
車種によっては駐輪場の高さにご注意を
筆者はサンシェードが通年使えるので純正レインカバーを買って大満足ではあるのですが、1点だけ盲点だったなと思うのが、車高のこと。
写真の通り、2段式の駐輪場にとめると上の段にサンシェードが干渉してしまうんですよね…。
筆者の乗っているギュットは26インチで通常の20インチに比べて元々車高が高い上に、背もたれについたヘッドガードが一番長く伸びるタイプの「プレミアムリアチャイルドシート」を選択。
それに加え、2WAYレインカバーのサンシェードをつけっぱなしにすることによってかなりの高さが出てしまったんですね…。
なので現在は2段式の駐輪場は避けて停めるようにしています。
もしか26インチの自転車に乗っていて、マンションや職場などどうしても避けられない駐輪場が2段式の場合はサンシェード装着時の車高に注意が必要です。
まとめ
Gyutto純正「2Wayチャイルドシートレインカバー」の最大のメリットはサンシェードをつけっぱなしで通年使えて日差し対策にとてもよいということ。
チャイルドシート自体を常に直射日光から守り、劣化を防いでくれるのも嬉しいメリットですね。
雨の日には都度ジッパー式のレインカバー(下カバー)を装着するひと手間はあるけれど、一度つけてしまえばそれ以降の開閉は思ってたほど手間じゃなく運用できています。
純正だけにサイズがぴったりフィットするから風の抵抗も受けにくく安定しているし、今まで一度も子どもが雨に濡れてしまうトラブルもなく通園できています。
最近の日本の気候って「え、春もう終わり?」「秋ってあったっけ?」みたいな感じで暑い日がとても多くなったなと感じるし、猛暑日は半端なく暑いですよね。
それでも保育園なら当然のように夏休みなく通園ですし幼稚園でも最近は夏季の預かりが充実してきているので、筆者も夏休み中の預かり制度を利用する予定です。
「さすがに太陽が一番高い時間帯は避けて自転車に乗りたい」とは思っていても、園から「お熱が出ました、お迎えを。」と連絡が来てしまったらそうも言っていられないですからね…。
いや、まぁ状況が許すなら極力タクシーとか車が一番いいですけどね。
後ろのチャイルドシートはどうしても子供の様子が見えにくいですし、屋根などのUV対策なしで猛暑日に走っていて運転に集中している間に子どもが後ろでぐったり…なんて最悪な事態は避けたいですよね。
ということで筆者は「純正なら間違いない」とあまり深く考えずにGyutto純正の「2Wayチャイルドシートレインカバー(Panasonic)」を選びましたが、結果的には大正解だったなと思っています。
ということで、Gyutto純正レインカバーを使ってみた感想をご紹介しました。
この記事が、雨の日の自転車送迎アイテム選びの一助となれば幸いです。
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