Gyutto(ギュット)アニーズDX26インチを購入して数ヶ月乗ってみた感想や見えてきたメリットデメリットなどを紹介します。
来春から保育園や幼稚園が始まる…となると電動アシスト付きの子乗せ自転車は重要なアイテムですよね。
そしてまぁまぁ高額なお買い物でもありますし…。時間をかけてじっくり比較検討されている方も多いのではないでしょうか?
筆者は子供が3歳(幼稚園プレ後期)からの子乗せ自転車デビューなので、チャイルドシートは後ろシート一択。
ギュットの20インチと26インチで悩んだ末「26インチのギュットアニーズDX」にたどりつきました。
すでにメーカーはPanasonicのGyuttoに絞っていたり、ブリジストンのbikkeと比較中だったり…子乗せチャリ特有の20インチってどうなんだろう?とか…サイズで悩んでいるという方もきっといるはず…。
ギュットの26インチを使っている人のリアルな感想が知りたいという方はぜひこの記事を読みすすめてみてくださいね。
最後の方にお得な買い方も載せていますのでぜひ参考にしてみてください。
※筆者はGyutto純正の「2Wayチャイルドシートレインカバー」も同時購入して使用しているので、通年でつけっぱなしで使っているサンシェードがついた状態の写真のみになりますがご了承ください。
「2Wayチャイルドシートレインカバー」のレビュー記事もあるのでこちらもご参考まで。

この記事はこんな方向け
- 夫婦ともに身長が高めな方
- ギュットの20インチと26インチで迷っている方
- 子乗せ自転車で長距離走りたい方
- ギュットアニーズDX26の使用感が知りたい方
ギュットアニーズDXの26インチに決めた理由
メーカーをPanasonicのギュットに絞ったところで、バリエーションがめっちゃ豊富…いいことなんだけど選択肢が多いと迷いますよね…。
筆者が迷いに迷って選んだ車種と理由をまとめると…
アニーズ→跨ぎやすいフレームデザインのアニーズに決定。
車種名にアニーズとかクルームとか種類がありますが、そもそも26インチはアニーズしかないかもですね。
20インチも選択肢にしている時に悩むことの一つがフレームの形だと思うんですが、まだ26インチと決めてない時期に私が選んだのはアニーズというフレームの形状がが角っとしていてストレートな方。
理由はまたぎやすさと夫と共有する前提で直線の方が男性も抵抗感なく乗れるかなと。
あと、うちは一人っ子決定なので3年送迎に使ったあとはチャイルドシートを外して使う予定というのもあり、曲線デザインより直線デザインがいいかなと考えていました。
20インチでも26インチでも子乗せ期間が終えた後は街乗りで使いたいという方が多いはずですよね。
結局は好みではあるけれど、迷った時はチャイルドシートを外して乗る時のことも考えてデザインを選ぶのもおすすめです。
DX→雨に濡れても強いパナソニック製のチャイルドシート
エッグショック搭載のコンビ製かPanasonic純正かが選択でき、「DX」にすることでグレードが高い「プレミアムリアチャイルドシート」を選択できます。
頭の周囲がしっかり覆われているハイバックのチャイルドシートで、しっかりと硬いバンパーバーで前方が囲われているのでとても安心感があります。
26インチ→夫婦共に170センチ前後の身長で乗車時の姿勢を優先。
身長に合わせて選び、整備時に細かく微調整もしていただいた結果、乗り心地は本当にいいです。
ちゃんと体格に合わせると背筋がピンと伸びた状態で肘が程よく曲がり、腕に無駄な力が入らない状態が維持できます。
ハンドルに軽く手を添えるような感覚で操縦できるため運転が本当に楽になります。
長距離乗っていても疲れにくいのはかなり大きなメリットになりますよ。
実はサイクルスポットの店頭で実際に20インチと26インチにまたがってみるまでは単純に「そういうものだから」という理由だけで20インチに決めかけていました。
でも販売員さんのアドバイスで、体格に合わせるのも結構重要だと説明を受けて、値段も26インチが特別高いというわけでもなかったので26インチに変更したんです。
夫婦間で大きな体格差がないという方なら子乗せに26インチはおすすめですよ。
数ヵ月乗り回してみた感想
結論から言うと、26インチのギュットにして大満足でした。
とにかく疲れにくいので体型に合わせたサイズに決めておいて本当に良かったなと思っています。
漕ぐ回数が少なくなる26インチの乗り心地は快適で、二駅くらいの距離がある遠い公園までの遠征散歩も苦にならず爽快に走ることができています。
とは言えデメリットはゼロではないので、数ヶ月乗ってみて見えてきたメリットデメリットをまとめてみました。
ギュット26インチのメリット
- 体型に合っているので姿勢よく乗れて疲れにくい
- 車輪が大きいので長距離も楽々爽快に走れる
- 車高が高く大きいので駐輪場や公園でたくさん並ぶ中から見つけやすい
- チャイルドシートが地面から高い位置にあるので真夏の猛暑日に地熱や照り返しにさらされにくい
- 子乗せ期間が終わってもチャイルドシートを外して街乗りに使いやすいサイズ
最大のメリットは「体型に合っていることで疲れにくい。」これに尽きます。20インチもお試しで乗ってみたことあるんですが、約170cmの筆者にとって走行中の安定感は26インチの方が上だと感じました。
というのも、背が大きい人が20インチに乗る場合サドルだけではなくハンドルの高さも上げるんですが…。
実際にサイクルスポットで調整してもらった状態でまたがってみたところ、振り返った時の子の位置がめちゃ低い!
顔の位置がほぼお尻にきているんじゃないかっていうくらい低いのでなんか居心地が良くなかったんですよね…。
3歳でまだ座高が低いので目が合う高さというのは無理としても、これはさすがに重心が低すぎるなーと感じていた次に26インチにまたがってみたら、「ああコレだ」としっくりきたというわけです。
ギュット26インチのデメリット
- 2段式の駐輪場だと車高が高いので上段に引っかかりやすいので注意が必要
- 車体が大きいので狭い駐輪場で回転しにくい
- 座面が地面から高い位置にあるので子が大きくなった時に自分でよじ登れないかも?
これは購入後にしか気づけなかった盲点だったんですが…
2段式の駐輪場には注意が必要でした。
26インチは車高が高いので、それにハイバックのチャイルドシートをつけた状態だと写真のように2段目に引っかかってしまうんですね。
※現在は2段式は避けて駐輪しています。
ということで、自宅マンションの駐輪場が2段式で避けられない場合は20インチを選ぶかチャイルドシートの背が低めのタイプを選ぶなどの工夫が必要になるでしょう。
あと26インチのデメリットは駐輪場での乗せおろし時に集中している気がします。
駅前の駐輪場はどうしても通路が狭いので切り返し・方向転換の難易度は高くなるんです。
普通の自転車なら無意識で後輪を持ち上げて回転させてなんとかなっても子乗せは重くて持ち上げられないですからね。
あと、20インチに乗ってる妹から言われて気づいた点が、「子が自分でよじ登れる高さかどうか」
言われてみて初めて「たしかに!」と気付きました。
1日に最低でも4回乗せおろしがあることを考えると結構重要な点ですね。
ここを重視する方も20インチ一択ですね。
こればっかりは子の成長を願うしかないですが…(ジャングルジムで遊べるようになったらよじ登れるようになるのでは?とも期待している)。
これについてはまた進展があったら追記しようと思います。
前カゴは金属製?強化プラスチック?
前カゴは金属製のほうに決めました。
金属製のほうは細長い物や細かいものが落ちやすい形状ではありますが、強度はこちらの方が強いだろうと思ったからです。
強化プラスチックのほうは網目状ではないため、隙間からものが落下する事はないと思うのですが、やっぱり強風で倒れた時等の衝撃から破損しやすいんじゃないかなと。
最近はほんとに猛暑日が多いですし、毎日太陽光を浴びて、時には雨風に晒され、強風で倒されたりドミノ倒しに巻き込まれたり…っていう過酷な状況を考えて金属製のカゴに決めたんです。
長期間使っているうちに傷がついたり錆びても塗装し直すことできれいに使うこともできますしね。
例えば折り畳み傘やシャボン玉のスティックのような細い形状のものは極力カバンに入れるなど工夫して使えば問題ないかなと思います。
ただ最大のデメリットとしては金属製の方が重量が重くなると言うことでしょうか…。
ただでさえ30kg以上ある重い自転車なので少しでも軽くするのは結構重要なのです。
とにかく極力車体を軽くしたいという方は強化プラスチックのカゴ一択ですね。
実は、この点は若干後悔気味です。(´ཀ`):
子乗せ自転車はインチ問わず駐輪する時などの手押し時がやっぱり一番重量を感じてフラつきやすい…。
なので少しでも軽くしておけばよかったかなぁと。
強化プラスチックの方にして、万が一壊れちゃったら交換とかでもよかったのかなぁと…思う時があります。
でもまぁ、数ヶ月も乗ってると慣れてきましたけどね。
チャイルドシートはパナソニック?コンビ?
車種選びでも書きましたが、私が購入したショップ(サイクルスポット楽天ストア)ではパナソニック製の「プレミアムリアチャイルドシート」か、コンビ製の「クルームリヤシート」をどちらかからカスタマイズできたんですが、パナソニックの方に決めました。
決め手になった理由は水に強い素材でお手入れがしやすいこと。
駅前の駐輪場や公園など、屋根のない駐輪場に長時間停めておくことって結構多いんですよね…。
急な雨に打たれることって絶対にあるから、そんな時でも濡れた座面をタオルでさっと拭いてすぐに子どもを乗せられる方が良いのかなと。
一方コンビ製の「クルームリヤシート」の方は、メッシュ素材のキャノピー(屋根)とか夏の暑い時期にも涼しそうなのがとても良さそう。
そしてコンビ製といえばベビーカーにも採用されている「エッグショック」が子どもを優しく守ってくれる点でとてもいいなぁという第一印象だったのですが…。
店頭で店員さんに確認したらやっぱり予想通り「クルームの方は雨に打たれたら染み込みます」とのことだったんですよね。
この点は自宅や通勤中の保管場所に大きく左右されるところで、両方が屋根も壁もある場所ならコンビ製の「クルームリヤシート」で全然大丈夫と思います。
でも我が家は屋根はあるけど壁はないタイプの駐輪場なので水に強い素材かどうかは超重要。
メンテナンスのしやすさははずせないな…ということで、パナソニック製の「プレミアムリアチャイルドシート」に決めました。
そして、もう一つ外せないのが、安全性。
いろんなメーカーのチャイルドシートがある中で、「プレミアムリアチャイルドシート」のヘッドガードの位置が1番高く伸ばせることや、頭の両サイドをしっかり包み込んだ形状も大きなメリットだと思ったんです。
お高い機種なのでそれなりにお値段が上がってしまいますが…子の安全には変えられないですからね。ここはケチらず投資が吉だと思います。
ギュット純正レインカバーに決めたおすすめポイント
本体のスペックが決まったところで次に大事なアイテムがレインカバーですよね。
保育園や幼稚園の送迎なら絶対に雨の日は避けられませんし。
そしてレインカバーって純正以外でもかなりの数あるんですね。家電量販店の自転車売り場でその種類の多さにびっくりしました。
そして、お値段も純正よりかなりお手頃なものも多いという。それでも私がGyutto純正レインカバーを選んだ理由はというと…
チャイルドシートにキャノピー(屋根)だけを通年付けっ放しにできる仕様だったから。
です。
まあ、レインカバーなのでメインは雨の日や雪の日などに活躍するものではあるんですが…やぱり近年は猛暑対策も結構重要な要素なわけです。
とにかく安全性が第一であるチャイルドシートを紫外線から適度に守ることで、強化プラスチックの劣化を防ぐのもまぁまぁ重要なんじゃないかと思ったんですね。
デザイン的に背中部分まで覆えるわけではないのがマイナス点ですが…。
なので、お値段はまあまあ張りますが…3年間安全に使えるよう、Gyutto純正レインカバーに決めました。
ベビーカーのように通年キャノピー付きで使えますし、雨の日だけジッパーでレインカバーを装着するだけなのも手軽で扱いやすいです。
ファスナーの動きがスムーズなのもありがたいポイント。
ただまぁこの辺は好みが別れる所ですよね。通年レインカバーをかけっぱなしにしておきたいと思う方だと、ファスナーでの装着すら億劫に感じる方もいるでしょうし。
そうそう、先輩方の電動ママチャリを自転車置き場などでみていて、チャイルドシートが日に焼けてカラっからのカッサカサになっているのをみたことありませんか…?
お子様の人数や保育園に通い始める月齢によっては10年前後使っている方もいるわけで…。
年数を重ねているからだとは思いますが、あの様子を見かけると強化プラスチックとはいえど何年も紫外線や雨風にさらされるのには弱いんだなと感じます。
まだ真夏の酷暑を経験していないので、場合によっては背中部分を覆うUVカット的なシートを貼りたいなとも考えてるんですが(そういうのってあるのかな…?)
そういう意味では純正よりも箱っぽい形状ですっぽり被せてしまえるタイプのレインカバーでもよかったかなぁとも思います。
レインカバーを選ぶ際は雨だけじゃなく、ぜひ猛暑や紫外線対策も考えて選んでみてくださいね。
レインカバーの性能や使い心地については下記のレビュー記事にまとめているのでこちらもあわせてどうぞ。

自転車送迎用に揃えたワークマン女子の「高撥水レディースレインポンチョ」や「レインハット」などのレビュー記事もあるのでこちらもあわせてどうぞ。

バッテリーの容量は重要?
結論からいいますと、用途が保育園や幼稚園の送迎やお買い物などがメインであれば、バッテリー容量は重要ではないです。
販売員さん曰く、送迎用なら現在販売されている標準の容量(16.0Ah前後)であれば充分だそうです。
容量が大きいモデルかどうかが重要になる方といえば、例えば訪問介護の方。
何件もお家を廻るため一日の走行距離が長いと言う場合はバッテリー容量重視で選んだ方が良いとのこと。
最近だとUBER EATSの配達員さんなんかもそうですね。
片道10分〜15分程度の送迎やお買い物の寄り道程度の利用であれば、値段がお高くなってしまうバッテリー容量の高いモデルを選ばなくても全然OKだと思います。
おすすめの購入時期
家電製品にお安く買える時期があるのと同じように、電動アシスト自転車にもお得な時期があります。
それはズバリ…
モデルチェンジ直前の在庫処分時期
です。
ちなみに私が購入したのは1年前の2020年モデルの「GyuttoアニーズDX26」で、購入時期は2021年10月中旬ごろでした。
クリスマスや冬のボーナス時期が新モデルへの切り替え時期だったようで、その直前に購入することでかなりお得に買うことができました。
性能的にも2020年モデルと2021年モデルの違いはなく、新色が出るだけとのことだったので、であれば型落ちで全然OK!!在庫処分時期を狙うだけで新モデルに比べて3〜4万くらい違ってくるので、お安く買えてよかったです。
私のときは10月が切り替え時期でしたが、毎年この時期で固定なのかどうかは不明ですし、地域差があるのかもよくわからないので、購入前に販売員の方に「新モデルの販売時期はいつか?」と聞いてみるのが確実だと思います。
ということで、「型落ちでいいから安く買いたい」という方は購入時期も気にしてみてくださいね。
ポイント還元で得する買い方
電動アシスト自転車はまあまあな高額アイテムなので、ポイント還元はとても重要ですよね。
買う前は、「やっぱり10%還元のヨドバシかな?」ってぼんやりと考えていたんですが…結果的にはお買い物マラソンの時期に楽天で購入しました。
お近くにサイクルスポットがあって店頭での引き取りができる方なら、送料がかからないのでお買い物マラソンやスーパーセールなどのイベント時期に「サイクルスポット楽天店」で購入し、お近くのサイクルスポットで整備してもらって受け取り。という買い方が断然おすすめです。
楽天カードは持っていないという方は入会時のもらえるポイントも使えるし、SPUでポイントの倍数を上げておく方が断然お得なので、この機会に作ってみてもいいんじゃないでしょうか?

我が家はこの買い方で純正レインカバーも同時購入でポイント29000ポイントを獲得しました!(※ポイントのつき方は会員のステイタスやイベント内容、0か5のつく日かどうかや野球やサッカーの試合結果などによっても変わります)
我が家は今のところがっつり楽天経済圏というわけではないですが、それでもマラソンなどのイベントを活用すれば30000ポイントに迫るポイントバックがあるんですよ。
楽天のポイントのつき方が独特なのですべてのポイントがつくまでに時間はかかりますが、全部還元されたらこのポイントでもう一台自転車を購入する予定です。
もう一台が届いたら3人で遠めの公園にもすいすいお出かけできるようになるので楽しみです。
もうすでに自転車はあるわー。という方でもヘルメットとかレインカバーとかレインスーツとかカゴ用レインカバーとか…何かとお安くないけど必須なオプション品を全部ポイントで揃えることもできますね。
ひとつ注意が必要なのはマラソンやスーパーセールなどのイベントでつくポイントは期限が短めなことでしょうか…。
ということでヘルメットなど必ず買うものは、自転車購入後の期間限定ポイントで購入が吉ですね。
ネット購入の場合の防犯登録や保険加入はどうなる?
サイクルスポット楽天店で購入の場合はほとんどの方が店頭受け取りにすると思いますので、店頭にて防犯登録とサイクルスポットの盗難保険の加入ができます。
AmazonでPanasonic公式ショップから買うこともできますが、こちらはショップに注意書きが書いてありました。
「購入後に必ずお近くの自転車販売店で防犯登録をしてください」とのことなので、自宅に届いたあと、整備をしてもらったり防犯登録をしたり保険加入に申し込んだりするには、結局最寄りの自転車販売店に出向かないといけないようです。
ギュットアニーズDXを買った感想まとめ
Gyutto(ギュット)アニーズDX26インチの使用感やメリットデメリット、お得な買い方などについてご紹介しました。
まとめると…
- 体型にあっているなら26インチはやっぱ楽
- でも自宅の駐輪場が2段式とかで避けられない場合は車高があるので注意が必要
- ギュットの純正レインカバーは通年つけっぱなしにできるキャノピーが便利でおすすめ
- お得に買うならモデルチェンジ時期の直前を狙って型落ちゲットがおすすめ
- 購入はサイクルスポット店頭で実際に触って楽天ストアで購入が吉
以上、これから電動アシスト自転車購入するパパママの参考になれば幸いです。
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