
私の妊娠期間は、つわりにはじまり、強めの貧血、肌荒れ、食欲低下、汗疹、おなかの張りなど、さまざまな体の不調と共に過ごした10ヶ月でした。その中でもかなりしんどかったことの一つが、妊娠中期に突然できた蕁麻疹(じんましん)。
蕁麻疹には妊娠前にも何回か悩まされていたので、アレグラを飲めばすぐ治る(ただし薬が効いている間だけの対処療法)というのは経験上知っていました。
だけど今は妊娠中なので薬を飲むわけにもいかず、どうしたものか…。
痒みにのたうちまわりながら、妊娠期でもつかえる服薬以外の方法(こちらも対処的な方法)にたどり着くことができたので、その時のことをご紹介します。
妊娠中の蕁麻疹や、妊娠性痒疹などで同じような緊急事態になりググりまくっている方の参考になるといいなという思いを込めて。

とにかく痒いし…!余裕ないし…!!前置きとか長文とかいいから今すぐ試したいの…
ていう緊急な方がいらっしゃいましたら、前置き長くでごめんなさい。私が使ったのはこれです。

※下記にも使用感を詳しく書いていますが、「完治できるもの」ではなくあくまでも「対処療法的手段」ですので悪しからず。
※また使用感や効能は個人差があります。全ての方に効果を保証するものではありませんのでご注意ください。
きっかけは戌の日の腹帯?
妊娠5ヶ月目に入ってからの大安&戌の日にお参りに行きました。祈祷してもらったお札とは別に、姪っ子が生まれた時の腹帯を妹から譲り受けていたので、これを毎日巻いて生まれるまではつけていようと思っていました。
譲り受けた腹帯は本格的な長ーいサラシを下から上に向かって締め上げていくタイプのいわゆる「岩田帯」というやつで、自分1人で巻くのはなかなか難しいです。なので結構きつめに巻いて更に上から伸縮素材の腹巻で固定して過ごしていました。
腹帯つけ始めて2日目、突然、帯の周りや下着の締め付け部分を中心に、太ももなどにかけてぶわーっと蕁麻疹らしきものができ始めたのでした。
当時は締め付けすぎのせいかなと思い、すぐに腹帯を外しましたが、それでも全然痒みは治らず…。今思えば、あれは精神的なものだったなぁと思います。引き金が腹帯だっただけで。
もしかしたら妊娠性痒疹?とも思いましたが、過去に患った蕁麻疹と痒みも症状も似ていたので妊娠中の蕁麻疹と自己判断しています。ただ、診察を受けていないので正確にはどちらだったのかは確信がありません。(´-ω-`)
無事妊娠できて、安定期に入ったとはいえ自分は高齢妊婦。無事に五体満足な子が生まれてくるかどうか、NIPTも検討したし(結局受けなかったけど)、当時はかなり気に病んでいました。過去に何回か蕁麻疹ができた時も転職などで結構精神的に弱っている時だったので、今回も出産に対するプレッシャーがそのまま妊娠性痒疹または蕁麻疹になって現れたのかなーと思います。
痒みに耐えられず搔きむしり、のたうちまわる
すぐに腹帯を外したのに全然引かない蕁麻疹…。3日くらい様子をみようとしたけど痒みが凄すぎて全然なにも手につかず。ベッドにこもって検索しまくりながらのたうちまわって、ダメだとわかっていても掻きむしってしまい…とうとう写真のようになってしまいました。

掻きむしってしまったから赤くなっているけど、掻きむしる前は蚊に刺された跡がつながって大きな島になったような感じの皮膚表面がボコボコした状態でした。
もーかゆくてかゆくて検索する集中力も削がれてしまう状況だったので夫にも一緒に検索してもらいつつ、
「妊娠中 蕁麻疹 対処法 薬」
などで検索しまくってたどり着いたのが、かたくりこさんのマンガの体験談でした。
かたくりこさんのマンガに救われる
あまりに痒すぎて寝られず、
かたくりこblog「4コマ妊婦生活」より引用
アイスノンで
患部を冷やし続ける生活を
送っていました。
そして追い打ちをかけるように、
ひどくなっていくつわり…
(T-T)
そんなとき夫が、
妊娠性痒疹について
詳しく書かれた
サイトを見つけてきまして、
そのサイトで効くと紹介されていた
ヨモギのローションとクリームを
塗ってみたところ、
相当マシになりました。

育児の2年先輩である妹から、かたくりこさんのマンガを教えてもらって以来のファンで、時々育児の息抜きに愛読させてもらっていました。出産育児経験者の多くの人がお世話になっている育児マンガの殿堂入りといえる方ですよね。現在は2人目も生まれて大変な中、フリーランスとしても活躍されているようですね。
その彼女の妊娠中のブログに、妊娠中の妊娠性痒疹の体験談があって、その時効いたと紹介されていた「よもぎエキス」を速攻で夫にポチってもらい、当時Amazon primeに入ったばかりだったので翌日には試すことができました。
実際に届いたのがこちら

300mlの結構大きめのボトルと25gの小さなクリームが届きました。

実際塗ってみると、ミントよりかはかなりまろやかな清涼感があり、スッとしてすぐに痒みが和らいでくれました。
が、ですよ。
あくまでもこれで完治ができるというわけではなく、よもぎエキスが皮膚に残っている間は痒みが和らいでいるという、あくまでも対処療法的手段という感じです。
なので、常に側に「よもぎエキス」を置いておき、痒みが出てくるたびに塗りたくる。というのをひたすら繰り返していました。
それでも塗っている間だけでも痒みから解放されるというのは本っっっ当にありがたかったです。痒くて痒くて眠るのも難しくなってしまっていたので。
また、このよもぎエキスは茶色いサラサラとした液体なので塗りたくると服や下着に茶色く色移りしてしまいますが、洗濯しても落ちないわけじゃないしと思って私は気にせず塗りたくっていました。
使用感としては写真のようにサラサラとした液体なので、手にローションを移してからこぼさずに患部に塗るのが難しく感じました。が、モッタリとしたテクスチャにするために余計なものが入っているよりはいいや。と個人的には納得しています。
よもぎエキスについてきたクリームの方は液体だと塗りにくい下着の締め付け部分に使い、その他の広範囲には液体の方を使うという風に使い分けていました。が、クリームのほうはお試しサイズという感じの小さいものだったのであっという間に使い切ってしまいました。
あと、最初は緊急事態で余裕がなかったのでやれなかったのですが、小さなスプレーボトルに移し替えて患部にスプレーするようにしたら使いやすくなりました。
よもぎエキスを塗りたくるのが習慣づいて1週間くらい経った頃、幸いにも蕁麻疹は自然に治ってくれたので、流石にこの大きなボトルは全部使い切ることなく、終息できたのでした。
(最終的にはよもぎエキスがめちゃ余ってるけど、文字通り、痒いところに手が届いてくれたので勿体なさとかは不思議と感じません 笑)
臨月前にできはじめた汗疹の痒みにも使えた

出産予定日は9月で、臨月のお腹が最大級に大きくなった日々を過ごした2018年の8月はものすごい猛暑でした。妊婦は体を冷やしちゃダメだというのに、真夏の記録的な猛暑でお店に入ればどこも空調でキンキンに冷えている…。
当時逆子と診断されていて、予定帝王切開の日程も決まっていく中で最後の悪あがきをしていたこともあり、靴下履いて腹巻してレギンス履いて…と厚着して過ごしていたらあっという間に汗疹(あせも)ができてしまいました。
特にお尻の少し上の部分に汗がたまり、汗疹が集中してできてしまいました。
妊婦健診で主治医の先生に相談してヒルドイドを処方してもらっていましたが、ヒルドイドと併用して大量に余っていたよもぎエキスも使っていました。
もちろんヒルドイドはよく効いてくれましたが、朝晩2回という処方だったので、(あまり塗りすぎも良くないのかなとビビっていた)朝晩以外の痒くなった時に清涼感のあるよもぎエキスを都度塗るようにしていました。
おかげで、痒みを極力我慢せずに臨月を乗り切ることができたのでした。
他の方のブログでも妊娠性痒疹になった時に使ったと紹介されているのもよく見かけますし、妊娠中はよくあること…と片付けられがちな妊娠中の痒みに対して、割と効果があるような、評判のいいものなのかな?という印象です。
…以上が私の妊娠中の蕁麻疹(または妊娠性痒疹かも?)の時の体験談です。よもぎエキス「アルテニーニローション」が気になっていて使ってみたいけど使用感が気になってた!体験談を聞きたかった!という方の参考になれば幸いです。
※私が購入した当時は25gのクリームもセットになったものがありましたが、最近は無いようなので、クリームのほうも使ってみたいという方は、サイズが大きい(100g)ですがこちらをどうぞ。