着られる期間が短くてどんどん増えていく赤ちゃんの服。もらいものも多く、サイズが合うまでの間しまいこんでしまうとうっかり、「着せてあげられないままサイズアウト」なんてことも…。
それを防ぐには見せる収納!→ハンガーラック?と思い立ったものの…
- 引越しの予定があるし、成長に合わせて収納方法を変えていきたいから大きな家具は買いたくない。
- そもそも置く場所がない(笑)
- 壁ならスペースがあるんだけど…。
という事情があってどうしたものかと。
そして色々考えてたどり着いたのが「無印の壁に付けられる家具シリーズの木製フックと木の棒を使ったハンガーラック」です。
既製品を組み合わせるだけなので、DIYというには大袈裟なほど簡単に作れて家具を買うよりも安くて省スペース。
乳幼児の小さな服の見せる収納にとても使い勝手が良かったので、その作り方を紹介します。
用意するもの
無印の壁に付けられるフック×2個(1つ790円(税込))
木の棒(ユザワヤで購入で一本498円(税込)。サイズ:直径20mm×長さ900mm)
固定用の紐(適量)
子供用ハンガー数本(写真は西松屋のもの)
作り方
1、設置する高さを決め、無印の木製フックの金具を2個のピンで固定する
2、金具に木製フックを被せて装着する
3、用意した木の棒の長さに合わせた位置に、もう一つの木製フックを設置する
4、木の棒を2つの木製フックに引っ掛けて紐で固定する
こんな風に使っています。
秋冬だとポンチョやブランケットなどのお出かけアイテムを掛けておくのにも便利です。
服のデザインが完全に見えるように掛けると70〜90サイズくらいのカバーオールで3着程掛けられます。
袖がちらっと見える程度まで詰めて重ねて掛けるとこんな感じ。
季節にもよりますが10着前後は掛けられます。
うちでは西松屋の子供用ハンガー(ハンガーの首の部分で回転しないタイプ)を使っているので、斜めにかかりますが、回転するハンガーだとまた雰囲気変わるかもしれません。
S字フックとカゴでハンドタオルなどの小物収納もできます。
設置のポイント
約1年ほど問題なく使っているけど、記事にするならコツというかちょっとした注意点もあるかなと思ったのでまとめてみました。
重量制限とピッチには気をつけて
棒を長くすればその分たくさん掛けられるけど、棒が曲がったり重量オーバーにつながるので「ほどほどに」が吉です。
また、素材の入手のしやすさ的にも長過ぎると購入後持って帰るのも大変になるしきっと価格も上がりますよね。
あと住宅の柱のピッチが壁芯910mmが一般的なために建て具横の壁の幅が910mmであることが多いという事情も(特に賃貸)。
そう言う面でも今回ご紹介している900mmほどの長さというのが、最適かなと思います。
そして、棒の太さが直径20mmというのは、無印の木製フックにギリギリひっかかる太さなんです。
直径15mmも売っていたけど、900mmの長さで直径15mmは「細いなぁ、重さで曲がりそう…。」と感じたのでやめました。
20mmの太さがあれば900mmの長さでも木がしならず10着以上の子供服の荷重に耐えられると思いますし、実際1年以上使っていてビクともしていません。
無印の壁に付けられるフックにはフック1つにつき2kgまでの重量制限がありますので、もっと長さが欲しいというのであれば、今回紹介しているサイズの材料をもう一式用意して延長することをおすすめします。
麻ひもで固定
固定に使う紐は、木製のパーツに馴染む「麻ひも」がおすすめ!
でもなかったら余った毛糸とかでもいいと思います(赤い毛糸とかでも結構かわいいかも?)。
紐で固定する目的は、ハンガーを掛けたり外したりする度に木の棒がずれ落ちないようにすることです。
多少の地震では落ちないようにもなるでしょう。
もしか紐で固定するのを省略してしまったら、ハンガーを取る度に棒がずれ落ちそうになってイライラすると思いますし、万が一赤ちゃんの上に落ちてしまったら大変なので、必ず固定するようにしましょう。
落下が心配で、壁に多少の穴が空いても大丈夫ということであれば、木製フックを木ネジで固定する方がより安心です。
水平かどうかは目分量でもOK
私は目分量で作りましたが全然大丈夫でした。
でも、気にする人はピタゴラスイッチでおなじみのこの方法がオススメです。
吊り下げたハンガーの底辺に合わせて水平な位置を調整するというやつです。
この方法で水平かどうかを合わせると簡単できれいに仕上がります。
棚板のような平らなパーツがないので、一人で設置する場合はiPhoneの水平器アプリを使うのはなかなか難しいと思います。
必ず子どもの手が届かない高さに設置を
無印の壁に付けられるフックの仕様上、上に持ち上げると紐で固定した木の棒ごと簡単に外れてしまいます。
まだ加減がわからない時期の子どもが鉄棒や手すりのように体重をかけてしまう恐れもあり危ないので、必ず大人しか手の届かない高さへ設置するようにしてください。
「子どもに自分でお着替えの準備をさせたい」という成長段階になったら、その時は専用のクローゼットや家具を用意するのが安全かなと個人的には思います。
「ベビー服の見える収納をDIY」まとめ
0歳〜1歳前後までの急成長する時期って着せる服の大きさや形状も目まぐるしく変化していくんですよね。
その都度大きな収納家具やケースを買って成長に合わせて買い替えっていうのも大変だし…。
でもこれなら次の成長段階で使わなくなっても本来の「フック」として使えばいいし…。
棒はネジ穴とかも開いてないから本格的なDIYができるようになったときのパーツにもできそうかなと。
最後にこの「無印の壁に付けられるフックを使ったDIYハンガーラック」のメリットと注意点をもう一度まとめておきますね。
<メリット>
- 赤ちゃんの小さな服は見える収納でうっかりサイズアウトを防げる
- 洗濯物をたたむ手間が約半分になる(うちは全部畳んで収納→肌着やガーゼのみ畳んで収納にまで減りました)
- 材料費総額2,078円(税込)〜で作れる(ユザワヤで棒を購入、固定の紐をありもので済ませた場合)
- 置き場所がなくても壁さえあれば設置可能(※壁の素材によっては設置不可)
<注意点>
- 安全対策は万全に、必ず子どもの届かない位置へ設置を
- 落下防止に必ず紐で固定を
- 万が一の落下を考えてベビーベッドの上には設置しないこと
この記事がベビー服の収納を考え中のママ、パパのヒントになれば幸いです。